01. 告白
『ゴメンお前の食っちゃった』
と冷蔵庫のメモ。
「おっ、俺の俺のっ…
あれ
扉の中には新しい日付のプリン。
『でも買っといた』
…ばかヤロー。 (65)
愛でしょ愛。

一緒に住んでるバカップルで
02. 嘘 「いい奴だから宜しくな」
「待てよ」
心にもない事を。追い駆けてその腕を掴んでしまった。
「戻れなくなったろ」
戻る気なんてもう無かった。 (65)
こんなのは最初で最後の嘘にしたい。

彼と彼女と彼
03. 卒業 振り返らない。前だけ見つめる。
涙なんか流さないよ、だってこの手は繋がれてるからね。
だから笑って、先輩。俺にここで押し倒されたい ?
 (64)
大好きな先輩。見送る後輩君です。
04. 旅 『寝ちゃったよ』
昨夜も遅かったんだろ、無理しちゃって。
飯迄このまま、風呂は夜中に二人で入ればいい。
膝枕のこんな顔見れるのも特典だ。 (65)。
 
このまま耳かきでもしてやろうかな?

休暇合わせて温泉に一泊旅行、社会人同士のカップルで
05. 学ぶ 俯き、見上げ、戸惑い、やがてはにかむ。
「どうかした?」
もっと教えて、君の仕草、君の癖。
僕は一つずつ君を知る。 (54)
付き合う一歩手前くらいがいいと思う。

先生と生徒
06. 電車 恒例だから分ってんのにまた流された。
「ぐえぇ」
「何ソレ」
耳元で笑う知った声。
うそ。
目の前の扉、背中の体温。
駅に着くな、そう思った。 (65)
お願い、もう少しだけこのままでいさせて?

通勤途中、片思い、でもどうなんだろ?
リーマン同士で
07. ペット 「何?」
なんて眩しい目で見るの。
「ううん、なんでも」
籠に込めて僕だけの傍に置きたいね、君は絶対許さないだろうけど。
(57) 
血の繋がってない年の離れた兄弟で。
08. 癖 テーブルの上の煙草の箱を彼方は必ず薬指から触れるね。
僕の髪に指を通す時も、そっと触れ引き寄せて口づける。
僕だけが知る秘密だといい。
 (65)
好き過ぎるのもちょっとせつない。

社会人と学生
09. おとなnew! 涙目で水飲んでまた鼻噛んで。
「だから止めとけって言ったろ」
「挑戦してみたかったんだよ!」
半分残ったカレー皿。半人前じゃダメな訳? (65)
俺はそれくらいがかわいいと思うんだけどナ

高校生くらいで。
10. 食事 愛で啜り、食み、啄ばみ、飲み下す。
唇でする事だからそれは酷く食事に似てる。
君も五感で味わって。
愛があるからこその飛び切りのご馳走。 (65)
まんまです。

これが日常の出来上がってる彼ら。

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